ブログ用

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2012年10月24日水曜日

「古事記」1300年

 『古事記』
 天武天皇の勅で稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習した帝紀および先代の旧辞を、太安万侶(おおのやすまろ)が元明天皇の勅により撰録して712年(和銅5)献上したふることふみ「古事記」。)古事記編纂1300年を記念して出雲大社周辺を主会場にさまざまなイベントが開催されており、まもなく閉会される。(11月11日まで)
 「神話博しまね」にその古事記の神話が掲載されている。イザナキとイザナミのほんのさわりの部分。神々の物語に古代の人々の世界観を垣間見たような思いである。
◇イザナキ・イザナミ…最初の「二柱」
 神々を数えるときは”柱”という単位を用いる。はじめ天と地は一つのものだったが、やがて二つに分かれた。高天原(天上界)では男女未分化の神が前後して三柱現れては消えた。ついで大地がまだ固まりきっていないとき、男女未分化の神が二柱現れては消えた。それから男女未分化の神が二柱現れては消えたのち、前後して男女対の神が五組現れた。この五組目に現れたのが、男神のイザナギ(伊邪那岐)と女神のイザナミ(伊邪那美神)だった。…