ブログ用

ブログ用

2012年12月21日金曜日

春暁(しゅんぎょう)

「春暁(しゅんぎょう)」 孟浩然集・唐詩選
 春眠不覺暁  春眠 暁を覚えず
 處處聞啼鳥  処処 啼鳥を聞く
 夜來風雨聲  夜来 風雨の声
 花落知多少  花落つること多少を知らんや

 春の暁、夜が明けたのも知らずに眠っていたが、鳥の声に目を覚まされて、ふと昨夜は風雨が強かったことを思い出し、さぞかし花がたくさん散ったことであろうと、過ぎゆく春を惜しむ。「知多少」は、どのくらいであろうか。「多少」は疑問のことば。古くから「花落つること知んぬ多少ぞ」と詠む。 新選墨場必携中央公論社より