お釈迦さまが、陰暦2月15日の満月の夜、80歳で入滅(亡くなられた)された。そのことを「涅槃」と言う。お釈迦様は次の八つの教え「八大人覚」を説かれた。
1.「少欲」 2.「知足」 3.「遠離」 4.「精進」
5.「不忘念」 6.「定」 7.「知恵」 8.「不戯論」
五つ目に「不忘念」という徳目がある。「不忘念」とは何か?と調べてみたら、「正念を守ること。物事の本質をあるがままに心にとどめ、常に真理を求める心を忘れない者は煩悩の誘惑に負けることがない。常に信じて、念じて、念じ続けること。いずれ道が開けることを信じて。」とある。なかなか奥の深い言葉である。
毎日、「日々是好日」と楽しく、そしてよき人との「一期一会」の巡り合いを願いながら、意義のある生活を過ごせるようにこの「不忘年」の心構えをもち続けていたい。