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2014年10月6日月曜日

「柘榴坂の仇討」を鑑賞した

 劇場で映画を見るのは楽しい。今日は、秋田駅に直結しているアルヴェの中にあるルミエール秋田で「柘榴坂の仇討」を鑑賞した。
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映画は、・・・
 浅田次郎の小説『柘榴坂の仇討』(ざくろざかのあだうち)を、『沈まぬ太陽』の若松節朗監督が、中井貴一主演に迎えて映画化した本格時代劇である。中村吉右衛門が19年ぶりに映画出演をしており他に阿部寛、広末涼子らが共演している。安政七年三月三日の桜田門外で大老の井伊直弼(中村吉右衛門)は水戸脱藩浪士らに殺害された(「桜田門外の変」)。主君を守り切れなかった彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は自害することを許されず、仇を討てとの藩命が下された。志村金吾は明治の世になり時代が大きく変わっても武士としての誇りと忠誠心を持ち、仇を捜し続けることだけに生きていた。そして、とうとう最後の仇に巡り会うことができた。阿部寛はその仇のひとりである水戸浪士・佐橋十兵衛を演じている。
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 この映画は、夫婦愛、人の愛、そして生きることの意味を考えさせてくれる。また、ラストシーンの白く積もった雪の坂道に鮮やかに咲いている柘榴がこの世の無常さを演出しているかのようだ。妻・セツ(広末涼子)と二人で歩く姿に、ささやかに余生を送る光景が見える。そのようなことが感じられ、なんとも言われない余韻を残している。久しぶりに感動させてくれた映画であった。

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